ストッパーの作成パッキンを動かす軸は4本あります。手レバーを押した後、指をはなせば開放位置に戻ってくれなくては困ります。 このためバネでもどすわけですが、どこかで止めなくてはなりません。 そのために設けているのがストッパーです。 ストッパは各軸に半田付けされ、軸受けに取り付けたストッパー受けにあたって止まります。 このストッパーはかなり小さな部品ですので意外と作りにくいです。 軸が4本ですからストッパーも4個必要です。 この4個をほとんど同時に作る方法をご紹介します。 ![]() 厚さ1mmのステン板から直径20mmの円盤を切り出します。 回転方法で作ってもよいでしょうが、1枚だけ作ればよいのですから、ケガキを入れてノコとヤスリで丸くした方がよいと思います。 その中心に10mmの穴を開けます。 こうはお話したのですが、実は何回も失敗しました。 穴がセンターに開かないのです。円盤の保持も難しいです。 そのため逆工程にしました。 最初に適当な大きさに四角に切り出し、中ほどに10mmの穴を開けます。 そのあと20mmの円をケガクのです。 コンパスの中心が必要ですから、平板にテープなどで仮り固定してケガキます。 そうしてから円盤を作り出せばきっちりセンターが出ます。 穴開き円盤ができましたら、縦横に金ノコで切って4個にします。 各々に外側の1隅をR状に面取りします。 以上で4個のストッパーは完成ですが、糸面取りなどしてください。 バネの作成軸を開放方向に動かすためのバネです。必要数は4です。 直径1mmのステンレスバネ材で作ります。 バネ材はホームセンターに売っていました。 本物のバネ材ではなく、適当に塑性変形ができて形状を作ることもできますし、そこそこの弾性も持っていますので十分使い物になります。 ![]() 加工は手持ちでラジペンでできます。 そんなに精度はいりませんが、図の右の部分が左の部分と平行になるようにしてください。 右の部分を半田付けしますので、平行が出ていませんと左のバネ部があらぬ方向を向いてしまいます。 もしもの場合には、半田付け後修正は可能です。 |