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プロフィール

プロフィール

私の人生

人生などと言いますと大げさになってしまいますが、経過と言いますか、どんなふうに歩いてきたかを少しお話ししてみたいと思います。
時の経つのは早いもので、私は子供から傘寿の祝いをもらう歳になってしまいました。
この歳でホームページを作るのは本音を言いますとちょっとしんどいです。
でも、もういくつもHPを立ち上げたり削除したりの経験がありますので、何とか見て頂けるのではないかと思っています。
昔はPCが中心でしたが、最近はスマホに取って代わられています。どちらでもご覧いただけるようにするのに苦労しています。

私は小さい時から物を作ることが好きでした。冬は雪が多かったですのでソリを作ったり、竹馬を作ったりしました。
中でも電気関係の物を作るのが得意でした。自転車の発電機に水車を取り付け、水道の水で発電したり、変圧器を作って夏休みの工作で優勝したこともあります。

音楽も好きでした。
小学校の学芸会では3年生でギターを弾きましたし、木琴や鉄琴も鳴らしました。
18歳で大学に合格した時、父がお祝いだと言って、自分の使っていた尺八をくれました。
琴古流で習って少し吹けるようになりましたが、大学に入ってから先生に都山流を習いました。
アコーディオン、マンドリン、ハーモニカ、バンジョー、エレクトーンなど色々なぶって来ましたが、ほとんど立ち枯れてしまい、現在身に沁みついているのはギターと尺八だけです。

大学卒業後、電気関係の会社に入社しましたが、本当に私にぴったりの会社でした。
電気製品の設計開発をやらせてもらいました。誰も作ったことのない新しいものを研究開発して世の中に送り出すのです。
社長の考え方が、「人の真似などするな、新しいものを作り出せ」と言う考え方ですので本当に私にビタリなのです。
現役を退き役員になって指揮をとりました。その後も技術顧問として技術伝承に勤めました。
最終的に退社したのは75才になってからです。
設計開発の部署から外に出たことはありません。ずっと居続けでした。
入社後退社するまで実に53年間同じ部署に居続けたことになります。

自分の好きな道を好きなように生きてきましたので、もう何も言うことはありません。
もちろん妻や子も居りますし、孫も社会人になっています。

尺八作り

大事にしていた父の形見の尺八が突然縦に割れてしまいました。
色々ネットで調べ、テグスをきつく巻くことで解決できました。でも一回失敗しているのです。
飛び飛びな巻き方だったため、その途中の所が再び割れてきたのです。
今度はかなり蜜に何か所も巻きました。それでOKです。
ただ保存方法にも気を付けるようにし、ビニール袋に密封状態で保存するようにしています。

そうしていましたら、尺八は吹くだけでなく、自分で作れないかと思うようになったのです。
見よう見まねで作ってみたかったのですが、一番大切な竹材が手に入りません。
自分で掘ってくれば良い思いましたら、何年も乾燥させなければならないと知り、本物の竹材をあきらめてホームセンターで竹竿のような竹を買ってきて作ってみました。
そうしましたら、何のことはありません。一月もしないうちに割れてしまったのです。
何本作っても結局は割れました。

竹はあきらめました。
この時、どうせなら世の中にない、芸術性に富んだ革新的な尺八を作ってみようと思い立ったのです。
木工旋盤で自由に形を作りたいと思い、その木工旋盤を自分で作ることにしました。
電気ドリルを動力として、ベアリングで軸を固定し、その軸に穴を開けた材木を通すのです。
その木材を削る刃物はヤスリを研ぎ出して作りました。
まあ何とか切削は出来ましたがビビりが出たり切削速度が遅いなどの問題もあり、刃物だけは通販で購入しました。
これで大抵の形は自由に削り出すことが出来るようになりました。

最初はいかに本物の竹のように作り上げるかに苦心しましたが、それは方向が間違っていることに気付き、もっと独創的な革新的尺八を考えたのです。
その結果がラッパとか春慶です。
作り始めてからもう3年目になります。
音が狂っていれば、どこをどう直せばよいか大抵の事は分かるようになりました。
これからも更に芸術的で革新的な尺八を作ってみようと考えています。

特許と著作権

ラッパ型にした尺八の段差はおそらく特許になるのではないかと思っています。
ほかにもデザインは意匠登録できるだろうものが色々あります。

私は、先にもお話ししましたが、開発業務を長年続けてきましたので、数えきれないほど特許をとってきました。
発明者は私ですが、出願者は会社ですので権利は会社にあります。
そういうことを業務としてきたのですから、どういうものは特許が取れるか大体わかります。
この段差はおそらく可能だと思いますが、出願するとなれば弁理士に支払う金額は大変な額になります。
以前は会社が支払っていたのですから良いですけれども、この尺八の場合は私個人が持たねばなりません。
そういうことで出願はしませんでした。

所が著作権と言うのが有るのです。
何でも著作権が発生するのかと言うとそうではありません。分野が決まっているのです。
音楽関係は著作権の及ぶ分野になっています。
ホームページで公開しますと、特許は取れなくなってしまいますが、著作権は無くなりません。
逆にこのホームページによって著作権が生じると考えています。

連絡先

私はいくつもホームページを出していますが、まともに連絡先アドレスを掲載しますと、コンピューターで検索している人がいるのですね、広告がどんどん入ってきたりして困ってしまいます。
そのためアドレスを写真に撮って載せることにしています。
書かなくても良いと言われるかもしれませんが、このホームページは私の責任で公表しているものであり、匿名にするのは良くないと考えているからです。

しかし、このアドレスにメールを頂きましても、ほとんどご回答申し上げることは御座いません。
そういう意見の人も居られるかと知るだけにとどめています。

メールアドレス

最後までお読みいただき有難うございました。