その他の手孔位置計算における注意点第1、第2以外の手孔位置についても同様の手法で計算していただけば結構ですが、 少しだけ注意点がありますのでご説明します。「1補助孔」 「1補助孔」の内径は他の孔と違い10mmにしています。 他の孔と同じ20mmにしますと、管尻に非常に近くなってしまいあまりバランスよく見えないためです。 10mmにすることによって開口端効果を大きくし、その分上の方へ移動させたのです。 内径20mmの手孔の場合ΔAは41ですが、 10mmの場合はΔA=62程度とみています。 また、ツを発生させている時の手孔からパッキンまでの距離は5mmくらいになっており、 かぶせの効果も出てきますので、P=11を入れて計算する必要があります。 このため頭頂からの距離dは、 d=λ/2-ΔU-ΔA-P で計算することになります。 25℃におけるツのλ/2は λ/2=1114.5 になります。 ΔUは1孔、2孔と同じです。 「4補助孔」 「4補助孔」の内径は20mmですのでΔAは41です。 パッキンの接近はP=7と見ていますのでこれを入れて計算します。 ΔUは変わりありません。 25℃におけるハのλ/2は λ/2=743.8 になります。 3孔 2孔と同じ考え方で計算します。 ただ λ/2=788.1 になります。 4孔 1孔と同じですが、 ただ λ/2=662.7 P=7 になります。 5孔 5孔は作らないことにしています。 |